コンビニ救急
救急治療の先進国の「米国でも救急医療に赤信号」といった記事が4月のMedical Tribune(世界中の医療情報や学会の注目点などを掲載する医学新聞)に載っていました。
私が病院で統括している救命救急センターでもER型の救急をしています。
昨年度は約2万9千人の救急患者を診て、救急車搬送も6千9百人あまり送られてきました。 そのうち4千3百人あまりの患者さんが入院し治療を行いました。 しかし80%近くは一次救急といって、ある程度検査をして外来で帰られる患者さんです。そのため重症な患者さんの診察が遅れてしまい、その多くの軽症患者の診察に多くの時間を割かれる救急医は大変です。
ER発祥の地の米国でも同様なことが起こっているようで、救急患者が多すぎ、救急治療が必要な心筋梗塞や脳卒中でさえ待ち時間が発生しているそうです。
その患者混雑の理由は、ER受診者が18%(1994-2004)増加したにもかかわらず、病院救急部の9-12%が閉鎖されためと指摘されています。
そのため重症度の低い症例を扱う「緊急ケアセンター」が復活してきて、地域によってショッピングセンター内にも開設されるようになっています。
米国のER受診者の約三分の一は、現在の日本と同様に緊急治療を必要とせず、彼らは軽症の治療をしてくれるプライマリケア医がいないか、あるいは健康保険に加入してないこという理由でERを受診するとされている。 世界最大のスーパーであるウォールマートにもその「緊急ケアセンター」を併設しているそうです。経営そのものもストアーがしており、ウォークイン診療所(予約なしでいける診療所)であり、医師が運営している場合もあるがナース・プラクティショナー(米国の看護師の内で高度の教育を受けて医師と同程度の仕事をしていいと認定された看護師)によるものもあるとのことです。
これで現在の米国ではERの危機を解消しようとしています。
日本でもコンビニ救急だけを行える(本当にコンビニ併設でもいいし)施設があると、今の救急患者の流れを変えられると思いますが。 ショピングセンターは場所的にはいいですけど? 今の小売業界も不況で難しいかな?
私が病院で統括している救命救急センターでもER型の救急をしています。
昨年度は約2万9千人の救急患者を診て、救急車搬送も6千9百人あまり送られてきました。 そのうち4千3百人あまりの患者さんが入院し治療を行いました。 しかし80%近くは一次救急といって、ある程度検査をして外来で帰られる患者さんです。そのため重症な患者さんの診察が遅れてしまい、その多くの軽症患者の診察に多くの時間を割かれる救急医は大変です。
ER発祥の地の米国でも同様なことが起こっているようで、救急患者が多すぎ、救急治療が必要な心筋梗塞や脳卒中でさえ待ち時間が発生しているそうです。
その患者混雑の理由は、ER受診者が18%(1994-2004)増加したにもかかわらず、病院救急部の9-12%が閉鎖されためと指摘されています。
そのため重症度の低い症例を扱う「緊急ケアセンター」が復活してきて、地域によってショッピングセンター内にも開設されるようになっています。
米国のER受診者の約三分の一は、現在の日本と同様に緊急治療を必要とせず、彼らは軽症の治療をしてくれるプライマリケア医がいないか、あるいは健康保険に加入してないこという理由でERを受診するとされている。 世界最大のスーパーであるウォールマートにもその「緊急ケアセンター」を併設しているそうです。経営そのものもストアーがしており、ウォークイン診療所(予約なしでいける診療所)であり、医師が運営している場合もあるがナース・プラクティショナー(米国の看護師の内で高度の教育を受けて医師と同程度の仕事をしていいと認定された看護師)によるものもあるとのことです。
これで現在の米国ではERの危機を解消しようとしています。
日本でもコンビニ救急だけを行える(本当にコンビニ併設でもいいし)施設があると、今の救急患者の流れを変えられると思いますが。 ショピングセンターは場所的にはいいですけど? 今の小売業界も不況で難しいかな?
コメント 0